鐵之狂傲

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切換到指定樓層
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02  アンヘジテイト

作詞:片霧烈火  作曲・編曲:Meis Clauson

風が揺らした窓の外で
流れる雲は何かに似ていた
映る横顔重ねて憂う
(あの人は今どうしているだろう?)

何も知らずにいるだなんてことを
「許せる筈ない。解っている」と
呟きながら、願うのはただ一つ
“あなたの元へと辿り着きたい”
声の限り叫んだ

強く激しく打ち付ける雨が
この胸にまで降り込む気がした
言いようのない不安の影に
(恐れなどない)そう、嘯いてみる

過ぎ行く時間 想うだけの日々
「君らしくない」と聞こえた気がして
視えないままに走り出すこの心
“あなたの元へと辿り着くから”
声の限り叫ぶよ



05  エルヴス賛歌

作詞:片霧烈火  作曲・編曲:Morrigan


朝が来たなら 行こう仕事へ
汗も構わず 岩を返せば
太陽にも ああ劣らぬ
眩しい色 出会えるでしょう

真っ赤な薔薇のように紅い
頬を煌かせてやってくるよ
誰も彼もが待ちわびてる
それがタンブラ・ルビー

大の男たちだって直ぐに
恋する瞳へと早変わりさ
愛しいあの子へ届けてあげたい
それがタンブラ・ルビー

夜が更けても 行こう仕事へ
暗い岩場の 道は悪いが
あの月にも ああ負けない
美しさで 照らしておくれ

タンブラの山の恵みは
我らが村への贈り物
歌うよ 踊るよ 明日も明後日もずっと

とても退屈で 毎日が幸せな
エルヴスの唄


08  狼ニ至ル病

作詞:片霧烈火  作曲・編曲:橋本鏡也


綻ぶ安寧と 響き渡る悲鳴
世界が今まさに 反旗を翻す
突き刺さる視線に 腐敗する精神
また一人誰かが 怯えるに囚われて

もう僕の言葉など届かないと嘲笑うのは誰だ?

さあ悪魔の遊戯の駒 残酷に踊らされ
罪深い病に侵される様に
染み出す疑念の色 倫理は朽ちて堕ちた
ようこそ、ヒトの世史上、最高級の地獄へと

凌辱された正義 気違う旗の下
狂気を奉るは 醜しいイキモノよ
恐れは気が付けば 刃にすり替わり
また一人誰かが 果てには死に絶えて

もう無垢な想いさえ本当に届かないのでしょうか?

さあ吊るせと渦巻く声 悪意と殺意の中
止まない理不尽と影の思惑
過ぎ去りしは脅威か 無実の怨嗟なのか
総てが呪いあう大地は今宵も静かに――

悪魔の遊戯の駒 残酷に踊らされ
罪深い病に侵される様に
吊るせと渦巻く声 悪意と殺意の中
あなただけは見失わないでいて

嘯き惑わされて 過ち壊れ尽きた
血潮を舐め獣が吼える
無残を超えた末路 嫌悪など甘い夢
これこそ、ヒトの世史上、最高級の地獄ならば

――この手を差し伸べよう



12  追走、墜狂

作詞:片霧烈火  作曲・編曲:HIR


逃げ惑う影に 追いすがる狂気の足音、迫る

 ――躊躇いはない 迷いなど不要
   またいつも通りの日々を取り戻すだけさ
   これは悪夢だ 引き金を引けば
   またいつも通りの朝が訪れるだけさ
   俺なら出来る 全て終わらせて
   またいつも通りの君に会いにいくだけさ

頬を掠めた銃弾は惜しく 錬瓦の壁を打ち砕いて
次はお前だと言わんばかりに 嗤う擊鉄、満ちた殺意

 ――信じてるんだ ただ何故か少し
   歯車が嚙み合わなくなってしまっただけ
   直したいんだ あるべき姿へ
   またいつも通りの日々を取り戻すだけさ

逃げ惑う影に 追いすがる狂気の涙に、気付かない

 「信じられない、これが、現実で?
  もう、いつも通りの、日々が、戻らない、なんて」

その瞳はまるで飢えに飢えて 極限を視た狼のよう
気が付けば片隅へ追いやられ 非情な壁が影を囲む

 「嗚呼――」



15  不透明な線路

作詞:片霧烈火  作曲・編曲:ぺさま


優しい風 痛む僕の胸を撫ぜ
遠い日々を匂わせては揺らいで消えていく

強いひとが好きと 君は言っていたけど
しばらくは許してもらえないだろうか

朝靄の中伸びる 不透明な線路に落ちる
涙が空の果てに 虹の橋を架けたらいいのに

止められない 記憶のフイルムが絶えず
映し出すんだ 二度と叶わぬ約束と笑顔

もう一度だけでいい 君へのありったけを
唇重ねて伝えられないだろうか

ささやかな幻想に 浸り続けながら問うんだ
空っぽのまま汽車に揺られ 何処へ帰ればいいのかな
 
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