鐵之狂傲

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吹拂自忘恩之地的風
Stage 1 幻想風穴

魔「怎麼洞窟裡的風還這麼強。」
?(……這是因為地底下有相當寬廣的空間。)
魔「……我在耳鳴嗎。」
香(……聽的見我的聲音嗎?)
魔「咦?聲音是從哪裡傳來的?」
香(從妳身邊的這些小東西……」
?「真是稀奇,竟然會有人類。妳的目的是地底的慶典沒錯吧?全寫在妳的臉上。」
香(小心點,地底的妖怪和我們是不一樣的。)
魔「是嗎?看起來沒兩樣說……」

幽暗洞窟的明亮蛛網 黑谷 寡女

黑「要去就趕快去,不然就乾脆回去。妳舉棋不定的話,我也很難出手呢。」
香(地底的妖怪對身體很不好。)
魔「誰要吃她啊。」
黑「就算不吃對身體也很不好。好久沒有讓人類染病受苦了,來玩玩吧。」

(推倒黑谷之後)

魔「的確,似乎對身體真的很不好。」
香(地底都是一些人見人嫌的妖怪,妳要做好心裡準備。)
魔「所以妳才躲在家裡叫我來?真是壞心眼。」



締結地上與過往的深邃通道
Stage 2 地獄的深邃通道

魔「地底的妖怪對身體很不好,我看是整個地底對身體都很不好吧。」
香(我找到剛才妖怪的資料了。)
 (剛才那是土蜘蛛,讓人類感染疾病的討厭妖怪。)
魔「生病?饒了我吧。那麼妳也能得知妖怪的弱點嗎?」
?「妳是人類嗎?人類來到地底探索?」
魔「妳說對了,就是這樣沒錯。」

地殼下的嫉妒心 水橋 帕露希

帕「我醜話不多說,勸妳最好乖乖的回去。」
魔「這下子我更不想回去了。告訴我她的特徵是什麼?能力或是弱點之類。」
香(我怎麼可能馬上就知道。)
帕「好言相勸妳不聽……人類愚蠢沒藥救。」
香(挑釁她的人是妳,妳自己去對付她。)
魔「好吧,趁我在對付她的時候,幫我找找擊敗她的方法。」

(推倒橋姬之後)

魔「噢,出手太快了。」
香(……以嫉妒心為本能行動的波斯人?我搞不太懂。)
魔「為什麼波斯人會跑到地底下?」
香(這只是推測而已,筆記筆記。)
魔「呣,我怎麼覺得自己好像調查地底妖怪的探索頻道?」



遺忘的飛雪舊都
Stage 3 舊地獄街道

?「妳還滿有兩下子的。雖然我不知道妳是何方神聖,
  不過面對來踢館的人,禮貌上就是要全力還擊!」

?「不錯,我喜歡!看來我們可以玩的更開心呢,妳可要跟緊別掛點了哦!」
魔「是嗎?雖然我不太想跟著妳……」

魔「她到底有什麼毛病?」
香(我找到剛才那個妖怪的資料了。)
 (剛才的是橋姬,負責橋的守衛,嫉妒心超重的妖怪。)
魔「喂,別管剛才的妖怪了,先幫我調查眼前的妖怪吧!」
?「怎麼啦,妳快喘不過氣了哦?要投降了嗎?」
香(……我怎麼可能說找就找到。)
魔「真是沒用。」
?「怎樣,妳想要調查我是誰?」
魔「哦!沒錯沒錯!就是這樣,順便告訴我妳的弱點。」

眾人皆謂怪力亂神 星熊 勇儀

勇「我是山上的四天王之一,力之勇儀,弱點是炒豆子。」
魔「嗯,真希望大家都這麼合作就好了。可惜我現在身上沒有炒豆子。」
香(炒豆子是弱點……?)
 (炒豆子……嗯~不會吧?)
勇「妳來這裡是要做什麼?」
魔「這事可傷腦筋呢,我自己也一頭霧水。」
香(我們的目的不是這裡,將所有擋路的人打跑之後繼續前進吧。)
魔「真是暴力。」
勇「的確是。我喜歡暴力相向的人。
  不過,只會耍嘴皮子的人就等死吧!讓我好好試試妳吧!」

(推倒勇儀之後)

勇「了不起!有這麼厲害的身手,怪不得能一個人來到這裡。」
香(……好吧,往下一站出發。至於她……就別管她了。)
魔「喂,妳知道我們的目的地嗎?我連這裡是哪裡都不知道。」
勇「這裡是舊地獄,地上妖怪無法插手涉足的監獄。
  妳贏過了我,如果妳希望的話,我可以帶領妳到任何地方。」
香(……那麼麻煩妳帶領我們去找讓間歇泉噴發的人。)
勇「間歇泉嗎……這個妳們到前面的地靈殿去看看吧?
  對人類而言或許有些困難……不過以妳的身手,應該不是問題。」
魔「祇夠打贏妳而已,沒什麼好驕傲的。」
香(仔細看她,她在打架的時候將酒一飲而盡,連一滴都沒有灑出來。)
 (而且她還討厭炒豆子……她是真的單純測試妳的實力而已。)



人人避之唯恐不及的恐怖之眼
Stage 4 地靈殿

魔「好怪異的豪宅,地面好刺眼,感覺好難受。」
香(這裡……對間歇泉動手腳的人就在這裡嗎?)
魔「對了,間歇泉怎麼了嗎?」
香(我們必須停止間歇泉的噴發。)
魔「是嗎?我搞不太懂。不過話說回來,這座豪宅裡難道只有貓和妖精嗎?」
?「……竟然有訪客?難道是人類?不會吧,人類怎麼可能來到這裡。」
魔「呣,來了,看起來像是這裡的人。」
香(嗯,那麼快點問她間歇泉的事吧。)
魔「不好意思,我想問一下有關間歇泉的事情。」
?「間歇泉……?妳的心裡真的是這麼想……?」
魔「嗄?」
?「妳的內心裡幾乎沒有關間歇泉的情報。」
魔「妳在說什麼?」
香(……等一下,我有很不好的預感。)
魔「……妳究竟是什麼人?」

怨靈也畏懼的少女 古明地 悟

悟「我是古明地悟,這座地靈殿的主人。」
香(咦!?)
悟「妳看起來像是人類,請問找我有什麼事?」
魔「就是間歇泉的問題嘛……現在我該怎麼辦?」
香(……問她停止間歇泉的方法。)
魔「其實我不太想停止間歇泉……算了,有沒有停止的方法?」
悟「停止間歇泉嗎……我的確有寵物能辦的到。
  「遇到她之後,我要叫她讓更多的溫泉湧出來」是嗎?」
魔「嗄?什麼?」
悟「「為什麼我心理想的事情會曝光?」是嗎。」
香(魔理沙,她不是妳能應付的對手,趕快去找她的寵物吧。)
悟「沒有經過我的允許,妳要怎麼去找她?」
魔「是嗎?就想辦法找到她囉。」
悟「「噁心死了,乾脆先打跑這個臭傢伙再問她吧。」」
魔「喂,妳怎麼會知道我在想什麼?」
香(古明地悟……我曾經聽過,她是地底最惹人厭的妖怪。)
 (擁有讀心術的妖怪,因此她能操控不具言語能力的怨靈……)
 (只有不具言語能力的動物喜歡她。而動物會成長為力量強大的妖怪。)
魔「……」
悟「怎麼了?妳不想去阻止間歇泉嗎?」
魔「心思被看光光,感覺好噁心。」
悟「哼,我全都看的一清二楚。讀心的第三隻眼會將妳的心念全部展現出來!
  妳就等著被自己心裡的華麗彈幕凌虐吧!」

(打到一半)

悟「接下來才正要開始,和自己的心理創傷一同沉眠吧!」

(推倒小悟之後)

悟「真是厲害,幸好我襲擊的是人類。」
香(……那麼就拜託妳帶領我們,去找妳剛才說的寵物吧。)
悟「可以。不過……我也好一陣子沒有碰到牠,不曉得她現在長成什麼樣的妖怪了。」
魔「丟棄寵物?最進不負責任的飼主愈來愈多,看了就火大。」
悟「我的寵物會吸收各式各樣的怨靈和妖怪而成長,
  所以放養是最好的方式,不會累積無謂的壓力。」
香(剛才路上遇見的貓也是放養的……和我家的貓一樣。)
魔「妳有養貓?」
香(……或許說飼養的其實是人類吧。這算誤差容許範圍。)【女僕長=貓】
悟「那麼我就帶領妳們到中庭吧,那裡有個洞穴可以通往地底最深處。」
魔「還要往地底鑽啊。」



過往的業火
Stage 5 灼熱地獄遺跡

魔「原來中庭這麼熱啊。」
香(不是所有的中庭都很熱。)
 (而是因為妳穿著厚衣服。)
魔「我的確穿著厚衣服,冬天不是本來就應該穿這樣嗎。」
 「……是貓耶。貓是不是喜歡我?」【因為魔理沙=老鼠?】
香(……地獄火炎裡的黑貓,不祥之兆。)
?「噹噹~姊姊妳好厲害,看的我都著迷了呢!」
魔「什麼,貓竟然變成人了!」
香(貓和人……誤差容許範圍吧。)

地獄的輪禍 小燐

燐「對了,姊姊,妳在調查間歇泉嗎?剛才我聽說了!
  勸妳打消念頭。提到間歇泉,就不得不去找那隻最壞的鳥。
  妳被她一碰到就會熔化,看到她的眼睛就能讓妳發瘋。
  不過她太耀眼了,妳可能什麼都看不見吧。」
魔「喂,香草,該怎麼辦?」
香(只能硬著頭皮去找她囉。)
 (要是不停止間歇泉,會發生更嚴重的後果。)
魔「沒辦法……不過妳祇是在地上觀戰而已,我這裡可是熱的要死耶。」
香(我可不是只有看而已,而是邊喝紅茶邊看。)
燐「姊姊,妳要繼續往前進嗎?還是不要呢?」
魔「我不要再往前進了!」【不想前進(行きたくない)音同不想活(生きたくない)】
燐「哦,姊姊妳不想活了?那真是太好了!
  我會小心運送姊姊妳擁有強大力量的屍體和靈魂的!」

(教訓小燐一頓之後)

燐「嘩~姊姊妳真是厲害,小燐我更感動了!」
香(魔理沙,妳不繼續往前走了嗎?)
 (從人家家裡偷走那麼多書還敢說。)
魔「算我認輸~僅此一次哦!說到間歇泉?要怎麼停止間歇泉?」
燐「姊姊妳要去吧,對不對!我不會再阻擋妳了。
  哇~好高興呢。她一定對姊姊妳這麼厲害的屍體束手無策!」
魔「人家還活著耶。」
香(我找到了,她是叫做火靈車的妖怪……)
魔「拜託,已經擊敗的妖怪就不用再找資料了啦。」



熾熱猛烈的第二太陽
Stage 6 地底都市最深處

燐「對了,有件事我忘了說。」
魔「?」
燐「要是妳死在這裡,屍體會被燒的連灰都不剩。
  如果我想要屍體的話,還是應該在這裡就解決姊姊妳!」

魔「搞什麼鬼,愈往前走愈熱!」
香(就是這樣啊。如果妳去登山,氣溫就會下降。)
 (反過來說,進入地底下,氣溫就會上升。這是很簡單就能推算的結果。)
魔「但是剛才的舊都還在下雪,冷颼颼的呢。」
?「找到妳了!我聽小燐說了,妳想要停止間歇泉?」
魔「來了!不准停止間歇泉!」
香(請停止間歇泉才對。)【日文的「な」有強制禁止和命令兩種涵義】

難以駕馭的神之火 靈烏路 空

空「間歇泉怎麼了?為什麼我非得停止不可?」
魔「對啊,為什麼非得停止間歇泉不可?」
香(……那些間歇泉形成了怨靈出入的通路。)
 (我們在這裡說話的時候,怨靈依然接二連三的跑出來。)
 (怨靈只要附身在生物上,不,即使是生物以外的物體,都會產稱怨恨。)
空「怨靈……?妳說怨靈隨著間歇泉一起跑出來?
  真是怪了,我可不知道什麼怨靈哦?怨靈應該是小燐的管轄範圍……」
香(可是它們就是跑出來了啊!所以拜託妳停止間歇泉吧。)
魔「嗯~這些事情早告訴我不就得了?
  我現在馬上教訓她一頓,然後停止間歇泉。今天晚上吃烤小鳥大餐!」
空「唔~雖然有些地方我還不太清楚,不過我才懶的管怨靈有沒有傳送進去。
  原本我是想親自到地上世界,然後以核能火炎熔化地上的一切。
  妳們有足夠的力量擔任前鋒嗎?有能力抵擋核融合的強大力量嗎!?」


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原文

忘恩の地から吹く風
Stage 1 幻想風穴

魔「洞窟の中なのに風が凄いぜ。」
?(……魔理沙?聞こえるかしら……)
魔「聞こえない聞こえない、私はまだ正常だ。」
ア(……あっそう、人形を返して貰うわよ?)
魔「へぇ、攻撃の支援だけじゃなくて、会話も出来るんだな。」
ア(紫が用意してくれたのよ。)
?「おお?人間とは珍しい。」

暗い洞窟の明るい網 黒谷 ヤマメ

ヤ「やっぱり地底のお祭が目当てなの?、そんな顔しているし。」
ア(確かに。)
魔「土の下なんて別に興味は無いぜ、折角地上に温泉が湧いたっていうのに。
  なんでこんなジメジメした陰湿な場所に来なければ行けないんだよ。」
ア(貴方に行って貰わないと困るのよ。)
 (私たちじゃ地底世界には手が出せないから。)
ヤ「何をごちゃごちゃ言っている?」
魔「お前を倒す独り言だ。」
ヤ「どうやら友好的な来訪者ではなさそうね。」

魔「ほら、関係ない奴を倒してしまったじゃないか。」
ア(そんなのいつもの事でしょ?つべこべ言わずに地下に潜りなさい。)
魔「まあいつもの事だけどな。」



地上と過去を結ぶ深道
Stage 2 地獄の深道

魔「いま、地下の何階だ?」
ア(洞窟に階数は無いでしょ?)
魔「そうか? ダンジョンってもんは階数があるもんだと思ってたぜ。」
?「現在、地下666階。」

地殻の下の嫉妬心 水橋 パルスィ

パ「逆さ摩天楼の果てまでようこそ。」
魔「ほら、階数があるじゃないか。
  大体階数が無いと深さが判り難いんだよ。」
ア(降りてきた時間で大体判るでしょうに。)
 (って、敵が来てるわよ?)
魔「はいはい、さっさと倒すぜ。」
パ「旧都を目指す独り言の多い人間。気でも狂ったのか……」
魔「そういえば、お前さっき会った奴だな?
  ということはこのダンジョンのボスだろ?」
ア(ボスね。)
パ「ゲーム気分で地下に潜るのはお勧めしない。
  経験値稼ぎつもりが、時間だけ潰れる事になるかもね。」

魔「時間が潰れたな。得られた物は少なかった。」
ア(さ、先を急ぐわよ。もうすぐ目的地に着くから。)
魔「おお? やっと目的地か……って何処へ向かっているのか。」
ア(封じられた妖怪達の住む旧都に。)
魔「ふむ。ダンジョンが短いのは良い事だ。」



忘れられた雪の旧都
Stage 3 旧地獄街道

?「あんた、なかなかやるね。
  何者か知らんけど、暴れる奴には暴れて迎えるのが礼儀ってね!」

?「気に入った!
  もっと愉しませてあげるから、駄目になるまでついてきなよ!」
魔「お?付いていくのは気が進まんが。」

魔「なぁさっきから訊きたかったんだが。」
?「お? なんだい?もう降参かい?」
魔「いや、ここって地下世界だろう?
  何で雪が降ってるのかと思って……」
?「あん?まあ冬だから雪が降るのは当然だね。」
魔「なるほど。」
ア(魔理沙、街に着いたから、ここでちょっと情報を仕入れるよ。)
魔「うむ、じゃあ、早速会話だな、お前は誰だ?」

語られる怪力乱神 星熊 勇儀

勇「私は山の四天王の一人、力の勇儀。
  もっとも、もう地底に降りちゃったから、
  山に入っちゃいないけどね。」
ア(山の……?四天王……??)
魔「うむ、質問タイム終わり。街の人との会話なんてそんなもんだ。」
勇「淡泊ね。私の方から質問してもいい?」
魔「どうぞ。」
勇「人間が地底に下りてきたのは実に久しぶり。」
  何故なら、地底には恐ろしい妖怪達が棲んでいるからね。
  普通、人間は怖がる訳だ。問おう、お前は勇者なのか?
  それとも愚かな者なのか?」
魔「商人だ。」
ア(盗賊でしょ?)
勇「ふふん。愚かな者に質問は時間の無駄だったねぇ。
  お前が強ければ私は何も言うまい、
  どのような理由でここまで来たのだとしても。」
ア(魔理沙、気を付けて!調べたわ! 山の四天王って……)
勇「さあ、思いっきりかかってきな!
  さもないと、べそがいても知らないよ!」

勇「お見事!その腕っ節、気に入ったよ!今日からお前は朋友だ。」
ア(山の四天王って、妖怪の山の事だとしたら、鬼の四天王の事よ。)
 (だとすれば、目の前の妖怪は鬼……)
魔「鬼……?萃香みたいなもんか?」
勇「ところで、お前の用はなんだい?」
魔「それが私にもさっぱりだ……」
ア(そこの貴方にお願いです。間欠泉を今すぐ止めて欲しいのです。)
 (あの間欠泉からは禍々しい物を感じます。何より……)
 (間欠泉の近くでは人形が狂うのです。まるで何かを怨むように……)
勇「間欠泉か……何だろう、私にも判らないけど……
  この先に地霊殿に向かうと良いね。そこの奴らなら何か判るかも知れない。」
魔「やっと街の人らしくなってきたなだが。」
  何だよ、アリス。地下に向かう理由は間欠泉を止める為だったのかよ。」
ア(そうよ。あんたに言ったら反対しそうだから言わなかっただけ。)
魔「ふん、ここまで来たらその地霊殿とやらに行って、
  温泉をボコボコ湧かせるまでだ!」



誰からも好かれない恐怖の目
Stage 4 地霊殿

魔「さあラストダンジョンも大詰めだぜ。」
ア(そうね、ちゃんと準備した?)
魔「あ、さっきの街で買い物すれば良かったな。」
ア(でも、何か住人が見あたらないわ……猫はいたけど。)
魔「大丈夫だ。誰もいない家の家捜しをするのは基本中の基本だ。」
?「……誰かしら?人間……?
  まさかね、こんな所まで来られる筈がない。」
魔「大丈夫だ。人がいる家の家捜しをするのも基本中の基本。」
ア(話を聞いた方が良くない?)
魔「ああ、もっと温泉が湧くようにして欲しいんだが、どうすればいいんだ?」
?「……貴方は考えている事と正反対の事を言っているのね。」
魔「あん?」
?「貴方は今湧いている温泉に疑問を持ち始めている。」
魔「どういう事だ……?」

怨霊も恐れ怯む少女 古明地さとり

さ「私はさとり、この地霊殿の主です。
  私には一切隠し事は出来ません。私には貴方の心が丸見えなのです。」
魔「……え?なんだって?」
ア(……さとり!地上から追放された妖怪よ。)
 (心が読める危険極まりない能力の持ち主。勝ち目はないわ。)
魔「うへぇ、それは嫌だな。」
ア(間欠泉の調査でこんな所に来させられるなんて。)
 (もしかして、さっきの鬼に騙されたのかなぁ。)
魔「鬼は嘘吐かないと思ったが……多分、こいつが何かを知っているんだろ?」
さ「……「心が読めるなんて嘘っぽいな」」
魔「およよ」
さ「……「どうせ倒せば解決するんだろ?」ですか。
  ……「面倒だ、戦っちゃおうぜ」ですか、好戦的ね。」
ア(魔理沙……あんたねぇ。)
魔「いいじゃねえか、心が読めるのは本当みたいだな。
  今はもう戦う事しか考えてないぜ!」
さ「ふん、私には見える、心を読む第三の目が貴方の心象を映し出す!
  戦いの心象、それに貴方は苦しめられるといいわ。」

さ「さあ、ここからが本番よ!眠りを覚えます恐怖の記憶で眠るがいい!」

さ「なかなか強かったわ。でも、貴方の目的は私を倒す事ではない。」
魔「心が読めるのなら嘘を吐く必要もあるまい。
  そうだ!間欠泉の秘密を探りに来たんだ!そうしたら鬼がこの屋敷に行けと……」
さ「初めからそういえば良かったのに。私は貴方と戦う必要なんて……
  ……間欠泉が問題なら確かに私のペットの仕業かも知れません。」
ア(ペット?さっきの猫かしらね。)
さ「調べたいのなら、中庭を開けてあげましょう。」
魔「中庭だと?そこにペットがいるんだな。」
さ「いや、中庭からさらに地下深くへ潜れる穴があります。」
魔「おい、ここはラストダンジョンじゃ無かったみたいだぜ?」
ア(まだまだ、地下深くに潜るのね。頑張って。)
さ「「その前に家捜しを……」ですって。
  それは許可しません、さっさと中庭へ向かってくださいね。」
魔「ちえっ。」



昔時の業火
Stage 5 灼熱地獄跡

魔「うひ~これは暑い、暑くて死ぬぜ!」
ア(人形は大丈夫かしら?)
魔「そうだ、人形が燃えてもおかしくない暑さだぜ。」
ア(人形自体は火にも大丈夫だけど、中の火薬に引火したら大変。)
魔「何で火薬仕込んであるんだよ。
  ……また猫だ。」
ア(魔理沙、何かエサとか撒いてない?)
魔「人形にじゃれているんじゃないか?」
?「じゃじゃ~ん!お姉さん、強いねぇ、さとり様を倒しちゃうなんて。」
魔「おおっと、来た!いきなりボスだぜ。」
ア(あんまりいきなりでもないね……)

地獄の輪禍 お燐

燐「お姉さん、間欠泉を調べてるんだって?さとり様とのやりとり見ていたよ~!」
魔「ラストダンジョンの中ボスを出ましって所かな。」
ア(いや、間欠泉ならペットだって、さっき言ってたわ。)
 (こいつがラストじゃないかな?)
燐「残念!間欠泉はあたいの管轄じゃないのさ~。
  お姉さんが強かったから付いて来ただけね。」
魔「間欠泉はこいつじゃないってさ。じゃあ次行こうぜ? 体力が勿体ない。」
ア(じゃあ、こいつは何の妖怪なのかしら……)
燐「死体と怨霊ならあたいにお任せ!地獄の死体運搬はお燐の猫車運送でってね。
  お姉さんの強い死体、魂、この灼熱地獄で良い怨霊に育つはずさ!」

燐「く~、お姉さんやるねぇ。あたい、いたく感動したよ!」
ア(怨霊?怨霊って余り聞かないわね?)
魔「怨霊って地上には余りいないよな。幽霊と何が違うんだ?」
燐「怨霊は恨みだけが一人歩きした幽霊さ。
  こいつが憑けば人間も妖怪もこの世を怨むようになる。」
ア(怨むようになる?もしかして間欠泉の異常って……)
 (間欠泉の近くで人形が狂う理由って……怨霊かしら?)
魔「なんだって?」
ア(間欠泉と一緒に怨霊が湧いている?だとしたら納得できるわ。)
魔「そりゃ危ない。さあ、間欠泉を止める冒険に出ようか!
  おおっと、もう終盤だった。このノリは間違っていたな。」
燐「お姉さん、間欠泉を止めるんだね?
  止めときな。間欠泉を管理しているあいつは危険さ。」
ア(ふふふ、もう本当にラストみたいね、街の人に止めろって言われるなんて。)
魔「そだな、じゃ、仕切り直して行くか!最後の戦いはもう目の前だぜ!」
燐「そうかい、どうしても行くって言うのかい。
  なら、骨は拾ってあげるから頑張ってね、強い死体のお姉さん。」




荒々しき二つ目の太陽
Stage 6 地底都市最深部

燐「そうそう、一つ忘れたよ。」
魔「?」
燐「地獄の底で死ぬとみんな焼けて灰すら残らない。
  死体が欲しけりゃ、やっぱりあたいがお姉さんを仕留めないとね!」

魔「何か汗が出すぎてげっそりしてきたぜ。」
ア(自分の身は自分で守る、魔法使いなら当然の事。)
魔「盗賊だからなぁ。どうせ断言できる、この辺には宝はない。」
?「何をお探しで……久しぶりの人間さん。」
魔「来た!今度こそ大ボスの予感。」
ア(あら、この鳥がもしかして、さっきのさとりのペットかしら?)
?「……さとり様に会って来たのね?」
ア(ええ、間欠泉の事ならペットが握っていると。)

熱かい悩む神の火 霊烏路 空

空「いかにも、私が火焔地獄跡の火力を調整している空です。
  間欠泉はその副産物に過ぎませんが……それで間欠泉がどうしました?」
魔「あれを止めて欲しいんだとよ。危ないから。」
空「……間欠泉はそんなに危険ではない筈。せいぜい火傷する程度かしら。」
ア(お湯と一緒に何かが湧いてきてるの!怨霊か何かが。)
空「怨霊……? 不思議な話ねぇ。怨霊ならお燐が管理している筈……
  怨霊の件は私じゃないわ。それに、もう間欠泉は止められないのよ。」
魔「何だと?」
空「私が余りに強い力を手にしてしまったから。火焔地獄の炎は強くなる一方、
  それに伴い間欠泉も強くなるわ。」
魔「強い力だと?」
空「ええ、究極の力。地上を全て溶かし尽くす最後のエネルギー。」
ア(何を言ってるのよ、そんな力ある訳が無いよ。)
魔「ふん、そうだな。それに間欠泉は止められるじゃないか。
  お前の強い力をお前ごと葬り去れば、間欠泉は止まる。」
空「あら、盲点でした確かに。私が居なければ火焔地獄は元通りになる。
  でもね、もう一つ盲点があるわ。私の究極の核エネルギーは全てを溶かし尽くす!
  どうやって私を倒すつもりかしら?」
 

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