[ 季 ノ 唄 - ABSOLUTE CASTAWAY ]全碟歌詞

帝國護衛

:: Track List ::
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01/さくらの季節
02/狂ひ紫陽花
03/黄昏トンボ
04/雪文　
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01/さくらの季節

曆の上では春になりました。
でも、さくらの花はまだ咲きません。
また明日、きっと明日は。
窓の向こうに見えるさくらの木。
でも、今降るものは花でなくて、
去る冬の忘れものです。
さくらの花はまだ咲きません。
また明日、きっと明日は。
ふくらむつぼみに、
わたしは希望を重ねるのです。
ひかりの長さも春になりました。
でも、さくらの花はまだ咲きません。
また明日、きっと明日は。
少し早めのかさねで待ちます。
でも、今待つものは来る春でなく、
彼からの恋文なのです。
さくらの花はまだ咲きません。
また明日、きっと明日は。
色づくつぼみに、
わたしは想いを重ねるのです。

帝國護衛

雪文

──空から手紙が届きました

あわゆきはあなたのほほを赤くそめて、
ぬくもりをわたしに伝えてくれるの。

きらきらとかがやく星はきれいだけと、
さむいとつぶやくと逃げてしまうんだって。

これからもふたりでいよう、約束だよ。
ゆびきりにふれたらそっと降る雪　とけた。

空から　（ひらり、しろい、つめたい）
手紙が　（ひとつ、ふわり、しずかに）
届きました

『空から手紙が届きました』

帝國護衛

黃昏トンボ

いと恋しや、と再会を願う
天河の岸と岸のように出逢えぬ二人

望月まに、星は薄燈く流れ
芒は風にしなうまま
宵は更けて、刻は過ぎ去るの

一夜一夜の恋心
一夜一夜織り重ねても
叶うことなく、帰るとなく
遥空に散り溶け消えてゆく

彼は誰ととき、と待ち続けても
おとない人は夫婦の黃昏トンボだけ

淋しさ余り、空に消えられたのなら
あの人は追いかけてくれるのかと、
ふと思いながら

くるりくるりと周り道
るううるううと風が泣く
悟ること悲し、哀れとも
別れの時を予感する

一夜一夜の恋心
一夜一夜織り重ねても
叶うことなく、帰るとなく
遥空に散り溶け消えてゆく

一夜一夜の恋心
一夜一夜織り重ねても
叶うことなく、帰るとなく
遥空に散り溶け消えてゆく

帝國護衛

狂ひ紫陽花

降りやまない雨は夏の始まり
さなぎは静かに変わりゆく

鳴りやまない音は祭りの合図
うてなを広げて騷ぎ出す、それは赤

咲かせましょう　時計の上に
咲かせましょう　死体の上に

時間は廻る　る・る・る・る
廻るよ廻る　歯車を圧し

舞台は踊る　ら・ら・ら・ら
踊るよ踊る　七色の花

変わりゆく色は進化の証
すべては土へと還りゆく、それは青

祝いましょう　凶器の上で
祝いましょう　腐肉の上で

時間は廻る　る・る・る・る
廻るよ廻る　歯車を圧し

舞台は踊る　ら・ら・ら・ら
踊るよ踊る　七色の花