[地靈殿] 靈夢與紫大姐的地底戰記

Makoto02

吹拂自忘恩之地的風
Stage 1　幻想風穴

靈「為什麼非得來這種潮濕鬱悶的地方？」
？（……聽的見嗎，靈夢？）
靈「哇？終於開始幻聽了？」
紫（……我事先在陰陽玉安裝能和妳通話的機能了。）
　（這樣才能防止妳偷懶。）
靈「最好是啦！妳都將我送進這種又暗又無法摸魚的洞窟來了。」
？「哦？竟然會有人類，真是稀客。」

幽暗洞窟的明亮蛛網　黑谷　寡女

黑「妳是來地底遊玩的嗎？那邊現在正大肆舉辦慶典呢。
　　只要是訪客都來者不拒，儘管放鬆心情玩吧。」
紫（……靈夢。）
　（她是敵人，靈夢，快擊敗她。）
靈「是敵人嗎。」
黑「來，別客氣，放馬過來。」
靈「雖然她看起來不像敵人……不過還是老規矩，先打再說。」
黑「哼，真是愛自言自語的人類。
　　看來妳很想見識被打落地底的妖怪們擁有的力量吧。」

（推倒黑谷之後）

靈「自言自語的次數好像愈來愈多了。」
紫（太勞累了嗎？）
靈「唉，當然很累啊，我又不是心甘情願下來的。」



締結地上與過往的深邃通道
Stage 2　地獄的深邃通道

靈「這討厭的洞窟究竟要延伸到哪裡啦！」
紫（就快了……）
　（應該很快就會抵達舊都了。）
？「妳是人類嗎？人類到舊都去做什麼？」
靈「舊都？」

地殼下的嫉妒心　水橋　帕露希

帕「難道妳的目的是我們受到詛咒的力量？」
紫（靈夢……）
　（地底的妖怪們，個個都有有讓人避之唯恐不及的力量……）
　（一遇到就要趕快打跑她們。）
靈「呣，誰曉得妳在說什麼。我只要能享受泡湯就夠了，總覺得被紫唬弄了。」
紫（呵呵，我絕對沒有唬妳哦。）
帕「我嫉妒地上的光明，嫉妒吹拂大地的風。
　　雖然我和妳無冤無仇，不過要揍妳的理由要多少就有多少！」

（推倒橋姬之後）

靈「她是哪裡有毛病啊。」
紫「她是以留戀銜接此世與彼世的嫉妒妖怪。」
靈「此世與彼世？能自由穿梭彼世的人會不會太多了點？死神或亡靈之類。」
紫（正因如此，人類的死對妖怪而言有其獨特的魅力呢。）



遺忘的飛雪舊都
Stage 3　舊地獄街道

？「妳還滿有兩下子的。雖然我不知道妳是何方神聖，
　　不過面對來踢館的人，禮貌上就是要全力還擊！」

？「不錯，我喜歡！看來我們可以玩的更開心呢，妳可要跟緊別掛點了哦！」
靈「我可沒心情陪妳喝酒。」

靈「喂！不要在人家眼前晃來晃去，煩死了！」
？「哎呀，真是不給面子。難得有地上的人來到我們地底的說。」
紫（……靈夢，聽她說兩句話吧？）
靈「可是我根本就不知道為什麼來這裡，妳是不是心裡已經有個底了，紫？」

眾人皆謂怪力亂神　星熊　勇儀

勇「妳是跟著誰下來的？」
靈「不知道。」
勇「哦，迷路的？不過迷路會潛入地底世界，難道是看到有洞穴就鑽進去？」
靈「我哪知道！我是被別人強迫送進來的！」
勇「嗄？」
紫（我已經和妳們約法三章，不讓地上的妖怪進入地底了。）
　（然後妳們在地底建立了龐大的都市。）
　（但是妳們不是應該鎮壓沉睡在地底的惡靈，不讓它們出來為禍嗎。）
勇「的確是有約法三章。不過妳怎麼會知道這些，妳是誰？」
紫（結果現在怨靈竟然和間歇泉一起冒出來，這可是違反了約定哦？）
勇「咦？　從地下湧出的？怨靈？
　　嗯～說到從舊都前往地上的人……我只認識一個。不過她是……」
紫（這件事和她無關，還有沒有其他可疑的地方？）
勇「這個麼……間歇泉的話，該不會是地靈殿那傢伙的傑作吧。」
靈「妳們別自顧自的聊起來了。地靈殿是什麼？只要到那裡去就行了嗎？」
勇「是不是那幾顆珠子另一端的妖怪叫妳下來的？」
靈「沒錯，讓妳看出來了。」
勇「地靈殿是以舊地獄為中心而興建的宅邸。有個自大的傢伙住在那裡。」
靈「嗯～總之先去那裡看看吧。」
紫（呵呵，有她擋在妳的前面，大概沒辦法馬上就去吧？）
靈「哦？」
勇「珠子對面的妖怪，妳還真了解我！
　　我們鬼的個性就是，看到強者就想較勁一下誰的力量強！」

（推倒勇儀之後）

勇「了不起！有這麼強的力量，就算到地靈殿也是小意思吧！」
靈「咦？妳說妳是鬼？」
勇「沒錯啊？我們是離開地上世界，移居到地底的鬼。
　　以前這裡是地獄的繁華城鎮，不過現在閻羅王將地獄遷走了……
　　現在這裡只是被遺忘的怨靈牢獄。」
紫（我就認為妳們鬼不會違反約定，那就麻煩妳帶領她前往地靈殿吧。）
靈「紫，妳是不是隱瞞我什麼事？」
紫（真是的，神社的茶葉味道變差了。）
靈「不要趁人家不在的時候偷喝！」
【其實紫實際上是在..............】



人人避之唯恐不及的恐怖之眼
Stage 4　地靈殿

靈「聽從鬼的指示而來到這麼宏偉的豪宅，
　　不過卻沒看到誰像是主人的。貓倒是有一隻……」
紫（嗯……）
　（應該讓剛才那隻貓帶領我們去找主人。）
靈「要是早收拾掉那隻臭貓就好了，或許屍體的臭味能將主人引出來。」
？「……竟然有訪客？真是稀奇……看來我的貓煩擾到妳了。」
靈「終於出現像是妖怪的傢伙了。我有很多事情想問妳……」
？「妳不用說我也明白。
　　……靠近神社的神秘間歇泉？……噢，那個不管它應該無妨。
　　……哦？妳口渴了嗎？那我端些茶給妳喝吧。」
靈「嗄？妳在自言自語個什麼勁？
　　剛才我就覺得熱的莫名其妙……而且我的確有點渴。
　　妳說要端茶給我喝，那妳是女僕之類的嗎？」

怨靈也畏懼的少女　古明地　悟

悟「不好意思，我是古明地悟，這座地靈殿的主人。
　　沒有任何事情能隱瞞我。因為我能聽見妳所有心裡在想的事情……」
靈「哦？　這樣就不用說話了呢！那麼就麻煩妳端茶囉！」
紫（……靈夢，妳忘了我之前告訴過妳的嗎？）
　（一見到地底的妖怪就要立刻擊敗她們。）
靈「是嗎，我到現在還不知道怨靈之類的事情呢。」
悟「妳在和誰說話……？  噢……是地上的妖怪。
　　…………
　　……地上相隔實在太遠了，我無法讀取她的心思。」
紫（妳能夠阻止那個忌諱的間歇泉嗎？）
悟「間歇泉？　間歇泉嗎……我的寵物是不是又弄出什麼亂子了？」
紫（寵物？是剛才那隻貓嗎。）
悟「不過這個人心裡卻想著「留著間歇泉無所謂」呢。」
紫（靈夢……該拿出妳降魔除妖的本事了。）
靈「嗯～大概吧。」
悟「妳心裡想的是「煩死了，趕快揍扁所有人之後回到地上去」吧。」
靈「完全正確，果然不需要對話了呢！」
悟「地上的間歇泉可能是我的寵物，或是地靈殿怨靈的傑作吧。
　　我倒不在乎親自去調查……不過妳似乎不想和平解決這件事呢。」
靈「當然，誰會認真聽從妖怪所說的話！」
悟「可是妳就相信鬼所說的話，以及地上的妖怪了。
　　而我也知道妳想起那個妖怪的一切了。
　　心裡做好防備，準備和自己的心念戰鬥吧！」

（打到一半）

悟「接下來才正要開始，和自己的心理創傷一同沉眠吧！」

（推倒小悟之後）

悟「哎呀呀，妳的確是憑實力來到這麼深的地底呢。」
靈「總覺得那些彈幕好熟悉。」
悟「當然，那些是妳心中最鮮明的彈幕，我只是模仿它而已……」
紫（無論如何，現在能請妳告訴靈夢妳所想到的線索嗎？）
悟「嗯～停止間歇泉的方法吧？這妳應該去找我的寵物。」
靈「妳是指那隻貓嗎？剛才我們碰過面了……」
悟「貓沒有那麼強大的力量。我飼養了許多寵物。
　　這座宅邸的中庭有個洞穴，通往地底世界最深處的地方。她應該就在那裡。
　　……咦？「妳飼養的寵物，怎麼不自己去叫」？
　　因為我的寵物老是躲著我，不知道是不是因為我的能力？」
靈「我看不只是寵物，沒有人會喜歡她吧。連話都談不上。」



過往的業火
Stage 5　灼熱地獄遺跡

靈「嘩～熱死人了～早知道就不該穿冬天的衣服。」
紫（那是冬天的衣服？）
靈「我倒是沒料到中庭會有這麼像地獄的地方。」
　「……貓？
　　那隻貓從地靈殿就一路跟著我們，真討厭。」
紫（妳身上有木天蓼嗎？）
？「噹噹～姊姊妳在玩對不對！讓我參一腳好嗎？」
靈「哇！貓變成貓了！」
紫（妳的意思是貓變成貓車【＝手推車】了吧？）

地獄的輪禍　小燐

燐「雖然保持貓形比較好玩，不過這樣就不能說話了。
　　況且再那樣下去我會輸給姊姊，所以就變回原形了。」
靈「妳就是小悟所說的寵物吧？」
紫（我想她說的是不是那隻貓。）
燐「我全都看到聽到了哦，主人戰鬥的英姿，還有姊姊的野心！
　　妳想要停止間歇泉嗎？勸妳最好不要！
　　她可是非常危險的人物哦！是地底世界最危險的鳥。」
靈「事到如今已經不可能回頭了！而且妳不也是危險的貓嗎。」
紫（對了，我們家的貓跑哪去了？她經常一轉眼就溜的不見蹤影，真傷腦筋。）
　（我希望妳能設定好自己式神的程式，不要錯誤一大堆。）
燐「好吧，如果妳真的要去對付那隻危險的鳥，那妳得先過我這一關？」
靈「正好！不過我好像已經和貓形的妳交手過好幾次了。」
燐「殺死妳這個人類之後，我的業火之車會變的更重呢～
　　噢～搬運屍體真快樂！」

（教訓小燐一頓之後）

燐「真厲害，沒想到我會輸給人類！」
靈「嘩～我熱的快受不了了，快點結束吧。」
燐「姊姊妳一定能幫我打跑她！我很期待呢！」
靈「好奇怪的感覺。」
紫（來到這裡就只能像前走，沒有退路了。）
靈「在那邊的寵物是什麼樣的傢伙？」
燐「她和我一樣都是悟大人的寵物，但是她最近得到非常強大的力量，
　　因此現在沒有人是她的對手……
　　我們動物如果能活很久，或是吸取了怨靈或魑魅魍魎，就能獲得力量。
　　但是她……不知道她是在哪裡發現的，想不到她竟然吸取了神明的力量。」
紫（妳聽到了嗎？）
靈「嗯，不知道神明會不會造成消化不良。」



熾熱猛烈的第二太陽
Stage 6　地底都市最深處

燐「對了，有件事我忘了說。」
靈「？」
燐「要是妳死在這裡，屍體會被燒的連灰都不剩。
　　如果我想要屍體的話，還是應該在這裡就解決姊姊妳！」

（推倒小燐後繼續前進）

靈「嘩～我不行了！再待在這種地方的話，
　　在找到那隻鳥之前我就要變成炭烤巫女了！」
紫（別擔心，很快就會發現她了。）
靈「我不知道妳是怎麼確認這一點的，不過我也這麼認為。」
？「終於找到妳了！妳就是大家口中來自地上的怪人對吧？
　　我聽大家說妳要來找我，不過我實在是等不及了。」
靈「果然，說曹操曹操到。我的直覺一向很靈。」
？「妳的目的是停止間歇泉，對吧？」
靈「呃……算是吧。不過我倒是希望那些怨靈不要出來，留著溫泉就好。」
？「看妳千里迢迢從地上來到這裡，雖然我有點不忍心告訴妳……
　　不過間歇泉已是停不下來的，已經太遲了。」
紫（什麼！？）
？「間歇泉只不過是將我得到的終極力量，多餘的部分散逸到地上的孔穴。」

難以駕馭的神之火　靈烏路　空

空「我已經得到了終極的力量。
　　每當我使用它，就會噴發間歇泉，所以我無法停止間歇泉。」
靈「終極的力量？每次使用就會噴發間歇泉，該不會是煮開水的力量？」
紫（靈夢，妳應該能看的見才對。眼前這隻鳥是吸收了哪個神的力量？）
靈「嗯……燒洗澡水的神？誰曉得？
　　總之既然都來到這裡了，擊敗她應該就能停止間歇泉吧。」
空「哼哼，不這樣就不好玩了！
　　我正想等到擊敗妳之後，到地上去試試我這股力量。
　　哼哼，可悲的大地即將轉變成烈火熊熊燃燒的地獄！」
靈「算妳走運，在前往地上之前碰到我。因為妳即將敗在地上最強巫女的手下，
　　並且放棄侵略地上世界的計畫。」
空「黑色太陽，八咫烏大神，感謝您將力量賜予我。
　　傾注地上的太陽光，是創造新原子的核融合之熱。
　　我的終極核融合會將身體、心靈、幽靈和妖精全部燒成灰燼！」

（欲知後事請來信 ）

[ 本文章最後由 Makoto02 於 08-8-29 04:29 編輯 ]

Makoto02

忘恩の地から吹く風
Stage 1　幻想風穴

霊「何でこんなじめじめした所に来なきゃいけないの？」
？（……霊夢。聞こえるかしら？）
霊「うぇ？ついに幻聴が？」
紫（……陰陽玉を通じて、会話が出来るようにしておいたわ。）
　（貴方がサボらない様に。）
霊「知るかい。
　　大体、こんな暗くてサボりようのない洞窟に送り込んでおいて。」
？「おお？人間とは珍しいねぇ。」

暗い洞窟の明るい網　黒谷　ヤマメ

ヤ「地底に遊びに来たのかい？あそこは今お祭り騒ぎよ。
　　誰も拒みゃしないから楽しんでおいき。」
紫（……霊夢。）
　（敵よ、霊夢。倒しなさい。）
霊「敵かなぁ。」
ヤ「あらあら大歓迎よ。」
霊「敵かどうかというとそんなでもない気がするけど……
　　倒す事には変わりはない。」
ヤ「お、独り言の多い人間め。
　　地下に落とされた妖怪達の力を見たいのね。」

霊「独り言が多いってさ。」
紫（疲れているんじゃない？）
霊「はあ、疲れるに決まってるじゃない、余り乗り気じゃないし。」



地上と過去を結ぶ深道
Stage 2　地獄の深道

霊「この穴、何処まで続いているのよ！」
紫（……もうすぐよ）
　（もうすぐ、旧都に辿り着く筈。）
？「もしかして人間？人間が旧都に何の用？」
霊「旧都？」

地殻の下の嫉妬心　水橋　パルスィ

パ「まさか私達の呪われた力を目当てに？」
紫（……霊夢）
　（地底の妖怪達は、忌み嫌われた能力を持つ者ばかり……）
　（出会い頭に倒しなさい）
霊「むむむ、話が読めないわ。
　　私はただ、温泉が楽しめば良いのに、何か紫に騙された気がする。」
紫（ふふふ、騙してなどいないわ。）
パ「地上の光が妬ましい、巡る風が妬ましい。
　　貴方には恨みはないけど、私が貴方を討つ理由など幾らでも作れるわ。」

霊「何よ今の奴。」
紫「彼はこの世とあの世を未練で繋ぐ嫉妬の妖怪。」
霊「この世とあの世？
　　なんかあの世にいける奴が多すぎない？死神とか亡霊とか。」
紫（それだけ、人間の死は妖怪にとって魅力的、って事ですわ。）



忘れられた雪の旧都
Stage 3　旧地獄街道

？「あんた、なかなかやるね。
　　何者か知らんけど、暴れる奴には暴れて迎えるのが礼儀ってね！」

？「気に入った！
　　もっと愉しませてあげるから、駄目になるまでついてきなよ！」
霊「あんたと酒呑んでく気は無いんだけど。」

霊「うぎぎ、目の前をうろちょろと邪魔よ！」
？「あらあら、つれないねぇ。
　　地上の奴らが降りてくる事なんて殆ど無いのに。」
紫（……霊夢、話を聞いてあげたら？）
霊「そもそも、目的もよく判らないし、
　　紫は何か当てがあるんでしょ？」

語られる怪力乱神　星熊　勇儀

勇「一体、誰の下に向かってるんだい？」
霊「知らない。」
勇「おや、迷子かい？迷って地下に潜っちゃうなんて。
　　穴があったから入っちゃったのかな？」
霊「知らないわよ！
　　私は無理矢理地下に行かされたの！」
勇「あん？」
紫（私は地上の妖怪を進入させない約束をした。）
　（そして貴方達は地底に大都市を築いた。）
　（ただ、その代わりに地中に眠る悪霊達を
　　出てこないように鎮める約束だった筈。）
勇「まあな、そういう約束だねって。
　　そんな事を知っているなんて、貴方は誰？」
紫（なのに、間欠泉と一緒に怨霊が湧いてくる
　　なんて、約束が違うんじゃないの？）
勇「え？　地下から湧いてきた？怨霊？
　　うーん、私は旧都から地上に行ってる奴なんて……
　　一人しか知らんな。だけどそいつは……」
紫（そいつは関係無いわ、きっと何か他に思い当たる節はある？）
勇「そうだなぁ……間欠泉なら地霊殿の奴らの仕業じゃないかな。」
霊「勝手に話を進めないでよ。
　　地霊殿って何？　そこに行けばいいの？」
勇「お前はその珠の向こうにいる妖怪に言われてやってきたんだな。」
霊「そうよ、よく判ったわね。」
勇「地霊殿ってのは、旧地獄の中心に建っているお屋敷だよ。
　　そこには偉そうにしている奴らがいるんだよ。」
霊「ふーん、取り敢えずそこに向かってみようかな。」
紫（ふふふ、多分すぐにはいけないわよ？目の前にこいつがいる限り。）
霊「うん？」
勇「そこの珠の向こうの妖怪は、良く判っているね！
　　我々、鬼の性格が！強い者を見ると力比べしたくなる性格が！」

勇「お見事！
　　そこまで力があるのなら地霊殿に行っても大丈夫だわ！」
霊「何だって？あんた、鬼だって？」
勇「そうよ？鬼は地上を捨てて、ここに移り住んだの。
　　ここは昔、地獄の繁華街だったんだけど、
　　今や地獄は閻魔様に持って行かれて……
　　今や地底はただの忘れられた怨霊たちの牢獄。
　　ま、人間はその事を忘れて久しいのかも知れないけどね。」
紫（貴方達が約束を破るとは思っていないさ、
　　そいつを地霊殿まで案内してあげて。）
霊「紫、あんた何か隠してない？」
紫（ああ、神社にあったお茶はいまいち美味しくなかったわ。）
霊「留守中に勝手に飲むな！」



誰からも好かれない恐怖の目
Stage 4　地霊殿

霊「鬼の言うことを真に受けて、こんな大きな屋敷に来ちゃったけど、
　　肝心なこの館の住人っぽい人がまったく見えない。
　　……猫はいたけど。」
紫（ふむ。）
　（さっきの猫に主人を連れてきて貰えばよかったわね。）
霊「猫に止めを刺せばよかったなぁ。
　　死体の臭いにつれて出てきたかもしれない」
？「……来客なんて珍しい。
　　……なるほど、私の猫が迷惑をかけてしまったよね。」
霊「やっと妖怪らしい妖怪に出会えたわ。
　　さあ、色々訊きたい事があるの。」
？「言わなくても判るわ。
　　……神社の近くに不思議な間欠泉？
　　……あら、そのままでも良いと思ってるの。
　　……え？喉が渇いたって？そう、お茶の用意でもしましょうか？」
霊「あ～？何を独り言してるのよ。
　　さっきから何故か暑くて……喉が渇いているのは確かだけど。
　　お茶でも出してくれるって、あんた使用人か何か？」

怨霊も恐れ怯む少女　古明地さとり

さ「申し遅れました。私はさとり、この地霊殿の主です。
　　私には隠し事は一切できませんよ。
　　なぜなら、貴方の考えている事が全て聞こえてきてしまうのですから……」
霊「なんと！会話いらずね。じゃあ、早速お茶でも。」
紫（……霊夢、最初に言った事を忘れたの？）
　（地底に棲む妖怪は出会い頭に倒しなさい、と。）
霊「しょうがないじゃない、私はまだ怨霊とかよく判らないし。」
さ「一体、誰と話しているの……？
　　……そう、地上に居る妖怪と話しているのね。」
　　…………流石に地上は遠すぎてその妖怪の心は読めないわ。
紫（貴方かしら？忌まわしき間欠泉を止める事が出来るのは。）
さ「間欠泉？　間欠泉ねぇ……
　　まだ私のペットが何かやらかしたのかしら？」
紫（ペット？さっきの猫のことかしら。）
さ「でもそこの人間は「間欠泉は残しても良い」
　　と考えているようだけど……」
紫（霊夢……そろそろ妖怪退治の本分を思い出しなさい。）
霊「ん～そうねぇ。」
さ「そう「面倒だからみんな倒して地上に帰ろう」と考えているのね。」
霊「その通りよ。流石、会話いらずね！」
さ「地上の間欠泉は恐らく私のペットか、うちの怨霊の手によるものでしょう。
　　私が調べても良いのですが……貴方には平和的に解決する
　　という心は持っていないようね。」
霊「当たり前じゃない、誰が妖怪の言う事なんて真に受けるのよ。」
さ「しかし、鬼の言う事は真に受けた。そして地上の妖怪の事を信用している。
　　あなたがその妖怪の事を思い出している事が私のも判るよ。
　　さあ、心に武器を持って！自分の心象と戦うが良いわ！」

さ「さあ、ここからが本番よ！眠りを覚えます恐怖の記憶で眠るがいい！」

さ「あらら、こんな地底深くまで降りてくるだけあるわ～」
霊「どっかで見た事のある弾幕だったわね。」
さ「そりゃそうよ、貴方の心の中にあった弾幕だもの、私はそれを真似ただけ……」
紫（それはともかく、今度は貴方の心当たりを霊夢に教えてやってくださる？）
さ「え～っと、間欠泉を止める方法でしたっけ？それなら私のペットに会うと良いわ。」
霊「ペットって猫の事？それならさっき会ったけど……」
さ「猫にはそんな能力はありません。私は数多くのペットを飼っていますから。
　　この屋敷の中庭に、さらに地下深く、最深部に通じる穴があります。
　　その先に居るはずですわ。
　　……え？「ペットなら呼べばいいのに」ですか？
　　どうも、私はペットに避けられるのですよ。この力の所為かしらね。」
霊「ペットだけじゃなくて誰からも好かれなさそうね。会話が成立しなくて。」



昔時の業火
Stage 5　灼熱地獄跡

霊「あ～暑いわね～冬服着てきて損したわ。」
紫（それ、冬服だったの？）
霊「中庭ってこんな地獄のようなところとは思わなかったわ。
　　……猫？
　　あの猫、地霊殿からずっと付いてくるんだけど、何か嫌ねぇ。」
紫（マタタビ持ってる？）
？「じゃじゃ～ん。
　　お姉さん、楽しい事してるね！あたいも混ぜてくれるかい？」
霊「わ！猫が猫になった！」
紫（それを言うなら猫が猫車になった、かな？）

地獄の輪禍　お燐

燐「猫の姿のままの方が楽なんだけど、会話がまともに出来ないし。
　　それに、あのままじゃお姉さんに負けそうだったから、元の姿に戻しちゃった。」
霊「さっきのさとりが行ってたペットって、やっぱりあんたかな？」
紫（猫は違うって言ってたような。）
燐「見てた見てた聞いてたよ、ご主人様の勇姿、お姉さんの野望！
　　間欠泉を止めるんだって？とめときな止めときな。
　　あいつは危ないやつさ！ここらで一番危険な地底の鳥だ。」
霊「ここまできて引き下がる訳にはいかないでしょ？
　　自分だって危ない猫の癖に。」
紫（そうそう、うちの猫は何処に行ったっけ？すぐ居なくなって困るのよねぇ。）
　（自分の式神なら自分でちゃんとプログラムして欲しいわね。バグの無いように。）
燐「ま、そんな危険な鳥を相手にする位なら、私とやるよ！」
霊「望むところ！もう散々猫の姿の貴方と戦った気もするけど。」
紫「人間の貴方を殺して、業火の車は重くなる！
　　あ～死体運びは楽しいなぁ！」

燐「お見事！あたいが人間に負けるとは思わなっかたわ。」
霊「あ～暑くてやってらんないわ。さっさと終わらせよう。」
燐「お姉さんならきっとあいつもやってくれるわね！
　　期待して待ってるわ。」
霊「変な感じだねぇ。」
紫（ここまできたら後は一本道、もう行くしかないわ。）
霊「その、この先に居るペットってどんな奴なの？」
燐「うちらと同じでさとり様のペットなんだけどね。
　　最近、果てしなく強大な力を手に入れたのよ。
　　それで誰の手にも負えなくなって……
　　うちら動物は長く生きながらえたり、
　　怨霊や魑魅魍魎を飲み込んだりする事で力を得るの。
　　でもあいつは……何処で見つけたのかしらねぇ、
　　神様の力なんて飲み込んで。」
紫（今の聞いた？）
霊「うん、神様って消化に良いのかなぁ。」



荒々しき二つ目の太陽
Stage 6　地底都市最深部

燐「そうそう、一つ忘れたよ。」
霊「？」
燐「地獄の底で死ぬとみんな焼けて灰すら残らない。
　　死体が欲しけりゃ、やっぱりあたいがお姉さんを仕留めないとね！」

霊「だ～もうだめ！
　　こんな所にいたら目的の鳥を見つける前に焼け死んじゃうわよ。
　　焼け巫女焼け巫女。」
紫（大丈夫、もう見つかる寸前よ。）
霊「何の根拠があって言ってるのか判らないけど、私もそう思う。」
？「やっと見つけたわ！貴方が噂の地上から来た変わり者ね？
　　私に会いに来るって噂を聞いて、いつもたってもいられなかったわ。」
霊「ほらね、そろそろ見つかると思った。
　　私の勘に間違いは無いんだから。」
？「貴方の目的は間欠泉を止めることですって？」
霊「まぁ……そうね。
　　止めるのは一緒に出てくる怨霊だけで、温泉は残してもくれても良いんだけど。」
？「遥か遠くの地上からわざわざ来てくれたのに、
　　こんな事言うのも心苦しいんだけど……
　　間欠泉は止まらないわよ。もう遅い、遅すぎたわ。」
紫（何ですって？）
？「間欠泉は私が手に入れた究極の力の余剰分を地上に逃すためだけの穴。」

熱かい悩む神の火　霊烏路　空

空「私はもう究極の力を手にしてしまった。
　　その力を使う度に間欠泉が湧くの。だからとめる事が出来ない。」
霊「究極の力だって？使う度に間欠泉が湧くって、湯沸しの力かしら？」
紫（霊夢、貴方なら見える筈。目の前の鳥は、何の神を喰らったと思う？）
霊「う～ん……お湯を沸かす神様？謎ね。
　　何してもここまで来たらこいつを倒せば、間欠泉が止まる筈。」
空「ふふふ、そうこなくちゃね！
　　貴方を倒した後は地上にこの力を試しに行くつもりよ。
　　うふふ、哀れ地上は新しい灼熱地獄に生まれ変わる。」
霊「ほんと、良かったわね。地上に行く前に私に会えて。
　　地上に住む究極の巫女の力で倒されて、
　　貴方は地上侵略を諦める事が出来るんだもん。」
空「黒い太陽、八咫烏様、我に力を与えてくださった事に感謝します。
　　地上に降り注ぐ太陽の光、それは新しい原子を創る核融合の熱。
　　究極の核融合で身も心も幽霊も妖精もフュージョンし尽くすがいい！」